ハウスメーカーにインテリアコーディネーターがいない!?失敗しないための全対策

「ハウスメーカーと契約したけれど、インテリアコーディネーターがいないと言われて不安になった」
「内装や家具選びを、自分たちだけで決めて失敗したくない」

せっかくの注文住宅、理想の空間にしたいのに、プロのサポートがないと聞くと急に心配になりますよね。ハウスメーカーや工務店によっては、インテリアコーディネーターが在籍していなかったり、営業担当や設計士が兼任したりするケースは決して珍しくありません。

注文住宅で家を建てる際に多くの方が経験することですが、内装決めは想像以上に決めることが多くて大変な作業です。でも、安心してください。専任のインテリアコーディネーターがいなくても、おしゃれで満足のいく家を建てる方法はいくつもあります。

この記事では、ハウスメーカーにインテリアコーディネーターがいない理由や実情、そしてインテリアコーディネーター不在でも後悔しないための具体的な対策について、詳しくお話しします。自分でできる工夫から、外部のプロに頼る方法まで、あなたに合った解決策がきっと見つかるはずです。

ハウスメーカーにインテリアコーディネーターがいない理由

そもそも、なぜインテリアコーディネーターがいないハウスメーカーや工務店が存在するのでしょうか。
「手抜きなんじゃないか?」と疑ってしまうかもしれませんが、実はこれには住宅会社の戦略やコスト面での明確な理由があるんです。

主な理由は以下の3つです

  • コストダウンによる住宅価格の抑制
  • 標準仕様のパッケージ化
  • 人手不足や兼任体制

ローコスト住宅はインテリアコーディネーターがいない

価格の安い、いわゆるローコスト住宅メーカーの場合、インテリアコーディネーターが専任でつかないことが一般的です。これは、徹底的なコスト削減を行うことで、私たち施主に安く住宅を提供するためなんですね。

インテリアコーディネーターを一人雇うのにも人件費がかかります。その分をカットして、建物本体の価格を下げていると考えれば、ある意味で合理的とも言えます。ローコストメーカーでは、あらかじめ決められた「標準仕様」の中から色や柄を選ぶだけのスタイル(カラーセレクト)が多く、高度なコーディネート提案を必要としない仕組みになっていることが多いですね。

工務店にもインテリアコーディネーターがいない事実

地域密着型の工務店の場合も、専任のインテリアコーディネーターがいないケースが多いです。工務店はハウスメーカーに比べて少人数で運営していることが多く、インテリアコーディネーターを専属で雇う余裕がない、あるいは年間の着工棟数がそこまで多くないため、常駐させる必要がないという事情があります。

その代わり、工務店の社長やベテランの現場監督、設計士が長年の経験をもとにアドバイスしてくれることもあります。彼らは現場をよく知っているので、「この床材は傷つきにくいよ」といった実用的な提案には強い傾向があります。

営業や設計士が兼任する場合の役割と注意点

インテリアコーディネーターがいない場合、多くのケースで営業担当や設計士が内装の打ち合わせを兼任します。「設計のプロなら安心」と思うかもしれませんが、ここは少し注意が必要です。

兼任担当者の注意点

設計士は「構造」や「間取り」のプロですが、「色彩感覚」や「トレンドのインテリア」に詳しいとは限りません。営業担当の場合も、個人のセンスや経験値に大きく左右されてしまいます。

彼らはどうしても「無難な提案」や「過去にクレームにならなかった組み合わせ」を選びがちです。もし、こだわりのインテリアを実現したいのであれば、担当者に丸投げするのではなく、自分たちでイメージをしっかり持ってリードしていく姿勢が必要になります。

自分でインテリアコーディネーターの役割をやるのもアリ

インテリアコーディネーターがいない場合、実質的に「施主自身」がコーディネーターの役割を担うことになります。「自分でやるなんて無理!」と、最初は不安に思うかもしれません。プロの知識や経験がない自分たちに、何千万もする買い物の大事な部分を任せて大丈夫なのかと、プレッシャーを感じるのは当然のことです。

しかし、今は簡単に世界中の素敵なインテリア事例を探せる時代です。SNSで好みのテイストを探せば、プロ顔負けのこだわりが詰まった先輩施主たちの投稿が溢れています。また、インテリア関連のアプリを使えば、実際にどんなアイテムを使っているのか、品番まで分かることも少なくありません。こうしたツールを駆使すれば、ゼロからセンスを問われるようなことはなく、自分好みの「正解」を見つけ出し、それを真似ることから始められます。

プロへの遠慮は不要!「好き」を妥協なく追求できる

自分でやる最大のメリットは、何と言っても自分の「好き」を妥協なく詰め込めるということです。プロの意見も貴重ですが、最終的にその家に住むのはあなた自身です。「もう少しこうしたいけど、プロに否定されたらどうしよう」といった遠慮は一切不要。とことん自分の理想を追求できます。

大変だからこそ面白い!得られる「納得感」と「愛着」

そして、自分で決めたからこそ得られる「深い納得感」も大きな魅力です。膨大なカタログから壁紙を選び、ショールームで床材の手触りを確かめ、照明の配置を何時間も悩む…。そのプロセスを経て完成した我が家には、他人任せにした家では味わえない、格別の愛着が湧くはずです。「あの時、すごく悩んでこのタイルにしたんだよな」と、家中のあらゆる場所に思い出が宿ります。

もちろん、専門的な知識が必要な場面や、体力的に大変な作業も多いです。しかし、それを乗り越えて自分たちの手で理想の空間を作り上げていく過程は、まさに「家づくりの醍醐味」を一番味わえるポジションだとも言えますね。苦労した分だけ、完成した時の感動は何倍にもなること間違いありません。

ハウスメーカーにインテリアコーディネーターがいない場合の対策

「やっぱり自分だけで決めるのは不安…失敗したくない」という方のために、インテリアコーディネーター不在でもおしゃれな家にするための具体的な対策をご紹介します。お金をかけずにできることから、プロの力を借りる方法まで、選択肢はいくつかあります。

インテリアコーディネーターを自分で決めるコツ

自分でコーディネートする場合、ゼロから考えるのは危険です。センスに自信がない私たちがやるべき最強の戦略は「徹底的にパクる」です。

失敗しないための3つのコツ

  • SNSやネットで「型」を見つける: SNSやネットで好みの部屋を見つけ、それを担当者に見せて「これと同じにしたい」と伝えるのが一番の近道です。
  • 色の数を3つに絞る: 1つの部屋に使う色は3色まで(ベース70%、メイン25%、アクセント5%)に抑えると、素人でもまとまりが出ます。
  • ショールームを活用する: サンゲツやリリカラなどのメーカーショールームに行けば、そこの専門スタッフが相談に乗ってくれます。彼らはその商品のプロなので、無料で的確なアドバイスをもらえますよ。

インテリアコーディネーターを外部委託する選択

どうしてもプロの意見が欲しい」「第三者の視点でアドバイスしてほしい」という場合は、ハウスメーカーとは別に、個人的にインテリアコーディネーターを外部委託するという手があります。

外部のインテリアコーディネーターを入れることで、ハウスメーカーの都合(在庫処分や利益率の高い商品の提案など)に縛られず、施主の立場に立ったフラットな提案を受けられるのが大きなメリットです。ただし、ハウスメーカーによっては外部業者の立ち入りを制限している場合もあるので、契約前に必ず確認しておきましょう。

フリーランスへ依頼する際の費用相場

外部委託する場合、気になるのが費用ですよね。依頼先によって金額はピンキリですが、ざっくりとした相場を知っておくと検討しやすいです。

依頼先 費用相場(目安) 特徴・メリット
ココナラ等のスキルシェア 5,000円〜3万円 / 1部屋 安価に相談できる。セカンドオピニオン的に使うのに最適。
フリーランスのインテリアコーディネーター 3万円〜10万円 / 1件 個人によって価格差あり。親身になって相談に乗ってくれることが多い。
インテリアショップ 無料〜数千円 その店の商品を買うことが前提だが、家具を含めたトータル提案が受けられる。
専門のデザイン事務所 10万円〜30万円以上 本格的なトータルコーディネート。こだわりの空間を作りたい人向け。

※費用はあくまで一般的な目安です。依頼内容(内装のみか、家具選定も含むかなど)によって大きく変動しますので、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

インテリアコーディネーターを自分で探す方法

自分でインテリアコーディネーターを探すなら、まずはネット検索やSNS活用が基本です。「ココナラ」などのスキルシェアサービスなら、口コミや実績を見ながら手軽に依頼できます。また、インスタで好みのテイストを発信しているフリーランスのインテリアコーディネーターさんに直接DMで問い合わせてみるのも一つの方法ですね。

また、家具選びに迷っているなら、ACTUS(アクタス)や無印良品、IDEEなどのインテリアショップが行っている「コーディネートサービス」を利用するのも賢い手です。3Dシミュレーションを使って、部屋全体のバランスを見ながら家具を提案してくれますよ。

まとめ

ハウスメーカーにインテリアコーディネーターがいないからといって、必ずしも残念な家になるわけではありません。むしろ、コストを抑えられたり、自分たちの好きを詰め込めたりといったメリットもあります。

重要なのは、「いない」という事実を早めに知って、対策を打つことです。SNSでお手本を見つける、メーカーのショールームを使い倒す、あるいは数万円で外部のプロにスポット依頼するなど、やり方はたくさんあります。

家づくりは決断の連続で疲れてしまうこともありますが、壁紙一枚、照明一つを選ぶプロセスを楽しんでくださいね。あなたの家づくりが、納得のいく素晴らしいものになることを応援しています!

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