これから家づくりを始めようという方にとって、ハウスメーカーの打ち合わせ回数はどのくらいになるんだろう?というのは、一番気になるポイントの一つではないでしょうか。契約前の会社選びから、間取りや仕様決め、着工後の確認まで、打ち合わせの回数や期間、1回あたりの時間がどれくらいになるのか、見通しが立たないと不安になりますよね。
「打ち合わせがめんどくさい」「終わりが見えず疲れた」という声をよく聞きますが、この不安のほとんどは全体像が見えていないことが原因です。
この記事では、多くの施主さんの事例をもとに、ハウスメーカーとの打ち合わせ回数の目安を徹底解説します。回数の内訳や、回数が多くて疲れないための対策、効率的に進めるコツまで網羅していますので、ぜひ最後まで読んで、家づくりの見通しを立ててみてくださいね。
ハウスメーカーの打ち合わせ回数は平均で何回?
家づくりにおける「打ち合わせ」は、契約前と契約後で大きく意味合いが変わります。まずは、最も知りたいトータルの打ち合わせ回数と期間の目安から見ていきましょう。
契約から完成までの標準的な期間と回数
結論から言うと、ハウスメーカーとの打ち合わせ回数の目安は、トータルで10回〜20回程度が一般的です。
期間としては、契約後から間取りや仕様を確定させ、着工準備に入るまでで3ヶ月〜6ヶ月程度、さらに着工から引き渡しまで含めると半年〜1年程度かかることが多いかなと思います。
家づくりの期間目安
- 契約前(プラン提案・選定):1ヶ月〜3ヶ月
- 契約後(詳細設計・仕様決め):3ヶ月〜6ヶ月
- 着工〜引き渡し:4ヶ月〜6ヶ月
このうち、最も打ち合わせ回数が多く、濃密になるのが「契約後」の詳細設計フェーズです。
1回あたりの時間は平均2~3時間が目安
打ち合わせ1回あたりの平均時間は、2時間〜3時間程度で枠を取られることが多いです。これは、設計担当者さんが次の予定を入れるための基本的な時間枠ですね。
ただし、キッチンや内装、電気配線といった「仕様決め」の重要な回は、扱う情報量が膨大なため、気づいたら4時間〜5時間経っていたというケースも珍しくありません。特に、夫婦間で意見が分かれたり、カタログで迷ってしまったりすると、半日近くかかることもあります。
集中力は長くは続かないので、事前に話し合う内容を把握して、今日はどこまで決めるかという目標を持って臨むのがおすすめです。
契約前と後の回数の違いと具体的な流れ
打ち合わせの回数は、契約を境に大きく二つのフェーズに分かれます。
契約前(プラン提案フェーズ):3回〜5回程度
主な目的は、ハウスメーカーを決定することです。
- 予算や要望のヒアリング
- 土地探し(必要な場合)
- ラフプラン(間取り)の提案と修正
- 概算見積もりの提示
この段階は、複数の会社と並行して進めることが多いため、トータルの拘束時間は長くなりますが、夢が膨らむ楽しい時期でもあります。
契約後(詳細設計フェーズ):5回〜10回以上
契約後は、いよいよ家づくりの核心に入っていきます。このフェーズが最も打ち合わせ回数が多くなり、疲労が溜まりやすいです。
- 間取りの最終確定(窓の位置、ドアの開き勝手など)
- キッチン、お風呂などの設備仕様の決定
- 壁紙、床材、外壁などの内装・外装の決定
- コンセント、スイッチ、照明計画(電気配線)
- 最終的な付帯工事(外構など)の決定
これらの項目一つ一つにカタログ数十冊分の選択肢が待っているので、「決断疲れ」が起こるのは当然ですね。
規格住宅と自由設計で回数は大きく変わる
建てる家の種類によって、打ち合わせ回数は大きく変動します。
- 規格住宅(セミオーダー):5回〜10回程度
- 完全自由設計(フルオーダー):15回〜25回以上
規格住宅は、すでに標準仕様が決まっているため、選ぶ項目が少なく済みます。例えば「キッチンはこの中から」「壁紙はこのパターンから」といった具合です。そのため、スムーズに進み、打ち合わせ回数は少なめで済みます。
一方、完全自由設計は、コンセント一つ、照明一つに至るまで全てを決められます。自由度が高い反面、決めることが無限に増えるため、当然ながら回数は多くなり、期間も長引く傾向にありますね。
ハウスメーカーと工務店の回数の違い
比較検討中の方向けに、ハウスメーカーと工務店・設計事務所の違いについても触れておきます。
| 種類 | 打ち合わせ回数・期間の傾向 | 担当体制 |
|---|---|---|
| ハウスメーカー | 標準仕様で比較的スムーズ、回数は少なめ | 営業、設計、インテリアコーディネーターなどの分業制 |
| 工務店・設計事務所 | 自由度が高く、決めることが多い。メーカーより回数が多くなる傾向 | 設計担当者が全てを兼任することも多い |
ハウスメーカーは分業制が進んでいるため、各担当者が専門知識を活かして効率的に進めてくれることが多いです。ただし、担当者間の引き継ぎや確認作業が別途発生する可能性もあります。
工務店や設計事務所は、自由設計が主流で、細かな部分まで施主の意見を取り入れるため、打ち合わせ回数は多くなりがち。家づくりに時間をかけて、とことんこだわりたい方に向いています。
ハウスメーカーの打ち合わせ回数が多くて疲れる時の対策
ここからは、「打ち合わせ回数が多くて疲れた、めんどくさい」と感じたときに、どう乗り越えていくか、具体的な対策を紹介していきます。
打ち合わせがめんどくさいと感じる原因
なぜ打ち合わせが「めんどくさい」と感じてしまうのでしょうか。その主な原因は決断疲れです。
- 膨大な選択肢:壁紙、床材、照明、設備…決めることが数千種類に及ぶ。
- 夫婦間の意見不一致:優柔不断になったり、お互いの意見がぶつかったりして前に進まない。
- 休日の拘束:毎週のように打ち合わせで休日が潰れ、休んだ気がしない。
家づくりは楽しいものですが、これだけ決めることが続くと、誰でも疲弊してしまいます。この「疲れた」というサインを無視せず、対策を打つことが大切です。
長引いて疲れた時のリフレッシュ方法
打ち合わせが長引いて疲れたと感じたら、思い切って休憩を挟みましょう。
【決断疲れをリフレッシュするコツ】
・あえて1週休む:担当者に相談し、来週の打ち合わせをスキップする
・プロに任せる部分を決める:「絶対に譲れないこと」以外は担当者のおすすめを採用する
・カタログを持ち帰る:その場で即決せず、自宅でゆっくり選ぶ「宿題」を活用する
特に、「今日はもう判断できない」と思ったら、無理に結論を出さず、「いったん、こちらで考えます」と伝えて問題ありません。家づくりはマラソンです。適度な休憩を挟んで、集中力を回復させてから臨みましょう。
打ち合わせ回数を減らす効率的なコツ
打ち合わせ回数を減らす、つまり効率的に進めるためには、事前の準備が鍵になります。
事前に要望を徹底的に整理する
打ち合わせ前に、インスタなどのSNSで好みの家の画像を集めたり、Webサイトで設備メーカーのカタログをチェックしたりして、「こんなイメージにしたい」というものを視覚的に整理しておきます。
言葉で説明するよりも画像を見せる方が、設計士さんへの伝わり方が早いので、修正の回数を減らすことができます。
メールやLINEで細かい質問を解決する
次回の打ち合わせを待たずに、細かい疑問や確認事項はメールやLINEで済ませておきましょう。これにより、貴重な対面時間を、本当に重要な間取りや仕様の決定に集中させることができます。
子どもが一緒なら時間を区切って予約しよう
小さなお子様連れで打ち合わせに臨む場合、お子様の集中力や体力には限界があります。
予約の際に、担当者さんに「今日は最大2時間まででお願いします」といった感じで事前に伝えておきましょう。時間を区切ることで、担当者さんも集中して進行してくれますし、お子様が飽きてしまう前に終えることができます。途中で託児スペースなどを利用するのも有効ですね。
トラブル防止に打ち合わせ記録を残す
打ち合わせ回数が増えると、「言った」「言わない」のトラブルが発生しやすくなります。これを防ぐために、毎回必ず「打ち合わせ記録(議事録)」の作成と確認をお願いしてください。
【注意点】
担当者が作成した記録を、必ずご夫婦で持ち帰り、内容に間違いがないかチェックしましょう。特に金額や仕様の変更点は、必ず書面で確認することが、後のトラブルを防ぐ最も重要なポイントです。正確な情報は最終的な契約書をご確認ください。
