これから家づくりを始めようと考えている方にとって、まだ具体的な工務店やメーカーが決まっていない段階で展示場に行くのは少しハードルが高いですよね。
営業電話がかかってくるのも避けたいし、まずは自分のペースで理想の家をイメージしたい、そう思うのは当然のことです。
そんな時に役立つのが、家を建てるシミュレーションができる無料アプリです。
スマホやPCを使って、ゲーム感覚で間取りを作成したり、3Dで立体的に外観を確認したりできるツールがたくさんあります。
登録なしで手軽に使えるものから、詳細な内装や家具の配置までこだわって設計できるものまで種類は様々です。
この記事では、無料の新築シミュレーションアプリで家づくりを始める方に向けて、「間取り」「内装」「費用」という、まず押さえておくべきおすすめ3大ジャンルに分けて、選び方や活用法を詳しくご紹介します。
失敗しない家づくりの第一歩として、まずはアプリで楽しくシミュレーションを始めてみましょう。
家を建てる無料シミュレーションアプリの活用メリット
家づくりは一生に一度の大きな買い物ですから、絶対に失敗したくないですよね。でも、頭の中だけで考えていても、なかなか具体的なイメージは湧いてこないものです。そこで活躍するのが無料のシミュレーションアプリです。ここでは、なぜアプリを使うと良いのか、そのメリットを整理してみましょう。
家づくりで失敗しないための事前準備
家を建ててから「思っていたのと違う」「ここはもっとこうすればよかった」と後悔するのは一番避けたい事態です。失敗の多くは、事前のシミュレーション不足から生まれるギャップが原因だったりします。
アプリを使う最大のメリットは、この「ギャップ」を事前に埋められることかなと思います。例えば、リビングの広さが15畳と言われてもピンとこないかもしれませんが、アプリ上で家具を配置してみると「意外と狭いかも?」とか「ソファを置くと動線が悪いな」といったことに気づけます。着工前にこうした問題点に気づけるのは、失敗しないための大きな武器になりますね。
頭の中のイメージを視覚化することで、現実とのギャップを早期に発見できます。
理想の家のイメージを固める方法
「理想の家」といっても漠然としていて、言葉にするのは難しいですよね。家族の間でも「広いリビングがいい」と言いながら、それぞれが思い描いている広さやテイストが全然違うなんてこともよくあります。
シミュレーションアプリを使えば、作成した間取りや内装を家族に見せることができるので、イメージの共有がスムーズになります。「このキッチン、カフェっぽくて良くない?」「子供部屋はこれくらいの広さが欲しいね」といった具体的な会話ができるようになります。
言葉だけでは伝わらないニュアンスも、画像や3Dパース(立体的な完成予想図)で見せれば一目瞭然です。家族みんなの「好き」を集めて、理想の家を少しずつ形にしていく作業は、とても楽しい時間になるはずです。
注文住宅の計画をアプリで始める
注文住宅の計画は、何も決まっていない白紙の状態からスタートします。自由度が高い分、何から手を付ければいいか迷ってしまうことも多いですが、アプリなら気軽に何度でも書き直せるのが良いところです。
まずは「こんな家に住みたい」という妄想を、アプリ上で形にしてみることから始めてみましょう。予算や土地の制約を一旦忘れて、自由に間取りを描いてみるのも良いリフレッシュになりますし、そこから本当に譲れない条件が見えてくることもあります。
本格的な設計はプロに任せるとしても、自分の要望を伝えるための「たたき台」としてアプリで作ったデータを見せれば、設計士さんにも好みが伝わりやすくなりますよ。
理想の家を建てる無料シミュレーションアプリの選び方
アプリストアを検索すると、家づくりに関するアプリがたくさん出てきて迷ってしまいますよね。それぞれ得意な分野が違うので、自分の目的に合ったものを選びましょう。ここでは、用途別にどんなアプリを選べばいいか解説します。
注文住宅を3Dで可視化する機能
平面図(2D)だけを見て、部屋の広さや天井の高さを正確にイメージできる人は、実はプロでも少ないそうです。私たち一般人が空間を把握するには、やっぱり3Dで見るのが一番わかりやすいですね。
アプリを選ぶ際は、「3Dプレビュー機能」や「ウォークスルー機能」がついているものを強くおすすめします。指一本で視点を変えられたり、実際に家の中を歩いているような感覚で確認できたりする機能があると、日当たりや部屋のつながりも直感的に理解できます。
立体的なイメージ作りに特化したアプリについては、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ アプリで簡単!注文住宅の失敗を回避する3Dシミュレーション活用術
作成した3Dの家の中を、まるで自分が歩いているかのように視点移動できる機能のことです。ドアを開けた時の見え方や、キッチンからの視界などを確認するのに役立ちます。
登録なしで使える家づくりアプリ
「とりあえずちょっと試したいだけなのに、名前や住所を登録するのは抵抗がある…」という方も多いと思います。個人情報を入力すると、すぐに営業の電話がかかってくるんじゃないかと心配になりますよね。
そんな時は、「登録不要」や「匿名」で使えるアプリやWebツールを探してみましょう。ブラウザ上で動くタイプのものには、ログインなしでサクッと間取りを作れるものもあります。まずは手軽に試してみたいという方は、登録なしで使えるツールをまとめた記事もチェックしてみてください。
▶ 登録なし・営業電話ゼロ!注文住宅のシミュレーションを賢く使う方法
ゲーム感覚で楽しむ家の設計
家づくりをもっとエンターテインメントとして楽しみたいなら、ゲーム性の高いアプリもおすすめです。有名な『The Sims(シムズ)』や『Minecraft(マインクラフト)』のように、ブロックを積んだりパーツを配置したりして家を作る感覚に近いアプリもあります。
操作が直感的で、難しい建築知識がなくてもパズル感覚で部屋を配置できるので、子供と一緒に「未来の家」を作って遊ぶのも楽しいですね。楽しみながらマイホームを構想したい方は、▼の記事も参考になるはずです。
▶ 家を建てる アプリ ゲームの記事へ(準備中)
ジャンル1【間取り】の無料シミュレーションアプリ
アプリの操作に慣れてきたら、いよいよ具体的な間取り作成に挑戦してみましょう。ここでは、より本格的な設計ができるアプリの特徴について見ていきます。
注文住宅のデザイン特化型アプリ
ただ部屋を並べるだけでなく、おしゃれなデザインにこだわりたい方には、インテリアや外観のデザインに特化したアプリが向いています。
豊富な家具カタログから好きなソファやテーブルを選んで配置できたり、壁紙やフローリングの素材を細かく変更できたりします。センスの良い空間づくりを目指すなら、デザインアプリの選び方や活用法について詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。
▶ 注文住宅 デザイン アプリの記事へ(準備中)
間取りと外観を作成する機能
家づくりで一番悩むのが「間取り」と「外観」のバランスですよね。間取りを優先しすぎると外観がデコボコしてしまったり、逆にかっこいい外観にしようとすると部屋の配置が難しくなったりします。
優れたシミュレーションアプリなら、間取り(2D)を変更すると瞬時に外観(3D)にも反映されるので、両方のバランスを見ながら調整することができます。「ここの壁を少し動かすと、外からの見た目がどう変わるか」をリアルタイムで確認できるのは、アプリならではの利点ですね。
自分好みの設計ができるアプリ
既存のテンプレートから選ぶだけでなく、ゼロから壁を描いて、ドアや窓を自由に配置できるアプリなら、世界に一つだけのオリジナルプランが作れます。
「リビングには大きな吹き抜けが欲しい」「趣味の部屋は隠し扉にしたい」なんていうユニークな要望も、シミュレーションなら自由自在です。もちろん構造的に建てられるかどうかは別として、自分の理想を詰め込んだ図面を作ることで、本当に大切にしたいこだわりが見えてくるはずです。
ジャンル2【内装】の無料シミュレーションアプリ
間取りが決まったら、次は内装(インテリア)を決めていきましょう。部屋の雰囲気は、床や壁の色、照明の配置でガラリと変わります。
新築の内装シミュレーション
内装のシミュレーションでは、部屋全体のカラーコーディネートを確認します。例えば、床をダークブラウンにするかナチュラルオークにするかで、部屋の印象は全く違いますよね。
アプリを使えば、簡単に床材や建具の色を切り替えて比較できます。「北欧風」「モダン」「和風」など、色々なテイストを試してみて、自分たちが落ち着く空間を探してみましょう。
より詳細なインテリアの検討には、以下の詳細記事も役立ちます。
▶ 新築 内装 シミュレーションの記事へ(準備中)
新築のクロスや壁紙を選ぶ
壁紙(クロス)選びも楽しみの一つですが、小さなサンプルだけで部屋全体のイメージをするのは至難の業です。よくある失敗が、サンプルで見た時は素敵だった柄が、壁一面に貼ると「うるさく」感じてしまうことです。このように、同じ色でも面積の大きさによって印象が変わることを「面積効果」といいます。
アプリのシミュレーションなら、壁全体にクロスを貼った状態を確認できるので、こうした「面積効果」による失敗を防ぎやすくなります。アクセントクロスの配置や色味で迷っている方は、コツをまとめた記事も参考にしてみてください。
新築の照明シミュレーション
意外と忘れがちなのが照明の計画です。どこにダウンライトを配置するか、ペンダントライトの高さはどうするか、昼白色と電球色どちらにするかなど、照明は部屋の雰囲気を決める重要な要素です。
高度なアプリになると、照明のオン・オフや、時間帯による光の入り方までシミュレーションできるものもあります。失敗しやすい照明計画については、ポイント解説記事で予習しておくことをおすすめします。
▶ 新築 照明 シミュレーションの記事へ(準備中)
新築の外装と色を決める
家の「顔」となる外観デザインも重要です。外壁のサイディングの色や質感、屋根の形状、玄関ドアのデザインなど、組み合わせは無限大です。
外壁の色も、室内と同じく小さな色見本だけでは判断が難しい部分です。太陽光の下でどう見えるか、周りの街並みと調和するかなど、3Dパースを使って様々な角度からチェックしてみましょう。家の印象を大きく左右する外観選びには、色の選び方を詳しく解説した記事が参考になります。
▶ 新築 外装 色の記事へ(準備中)
ジャンル3【費用】の無料シミュレーションアプリ
夢のようなプランができあがっても、予算オーバーしてしまっては実現できません。アプリやWebツールを使って、現実的なお金の話もしっかり把握しておく必要があります。
注文住宅の価格シミュレーション
多くのハウスメーカーや工務店のサイトには、希望の条件を入力すると概算見積もりを出してくれる「価格シミュレーション」があります。坪数や階数、グレードなどを選ぶだけで、大まかな建物本体価格がわかります。
ただし、ここで表示される価格はあくまで「建物本体」のみの場合が多いので注意が必要です。まずは相場感を知るために、シミュレーションができるサイトをいくつか試してみるのが良いでしょう。
Webシミュレーションで出る価格は「概算」です。昨今の資材価格の高騰などはリアルタイムに反映されていない場合もあるため、あくまで目安として捉えましょう。
注文住宅の総費用と諸費用
家を建てるには、本体工事費以外に「付帯工事費(外構や地盤改良など)」や「諸費用(手数料や税金など)」がかかります。一般的に、総費用の2〜3割はこれらが占めると言われています。
本体価格以外にどれくらいのお金が必要なのか、内訳をしっかり把握しておくと安心です。資金計画で失敗しないためにも、以下の記事で隠れたコストについて学んでおきましょう。
登記費用や固定資産税の計算
家を取得すると、登記費用(司法書士への報酬や登録免許税)や、毎年かかる固定資産税などの税金が発生します。これらは建物の評価額によって変わるため、計算が少し複雑です。
専用の計算シミュレーションサイトを利用すれば、エリアや建物の規模から大まかな税額を試算できます。具体的な計算方法や目安については、それぞれの解説記事で詳しく確認できます。
▶ 登記費用 計算 シミュレーション 新築の記事へ(準備中)
▶ 固定資産税 計算 シミュレーション 新築の記事へ(準備中)
新築の火災保険シミュレーション
万が一に備える火災保険や地震保険も、新築時には必須のコストです。家を建てる地域や建物の構造(木造か鉄骨かなど)によって保険料は大きく異なります。
保険会社のサイトでシミュレーションができるので、建物の仕様がある程度決まったら、どれくらいの保険料になるか見積もってみると良いでしょう。保険料は意外と大きな出費になるので、こちらの記事で相場をチェックしておくと安心です。
理想の家を建てる無料シミュレーションアプリで夢を実現
ここまでアプリの活用法をお伝えしてきましたが、最後に大切なことをお話しします。アプリはあくまでイメージを膨らませるためのツールであり、それだけで家が建つわけではありません。
無料アプリの限界とプロの提案
無料アプリで作った間取りは、素人が描いた「理想図」です。実際には、構造上の問題で柱が必要だったり、法規制で窓が開けられなかったりと、プロの目から見ると実現不可能な部分が多々あります。
また、アプリで出した概算費用も、地盤の状態や細かい仕様変更によって数百万円単位で実際の金額が変わることも珍しくありません。「アプリでこうなったから絶対できるはず!」と思い込みすぎず、あくまで希望を伝えるための材料として使うのが正解です。
積水ハウスのローンシミュレーション
より現実的な資金計画を立てるなら、信頼できる大手ハウスメーカーのツールを活用するのも手です。その点、業界最大手「積水ハウス」などのサイトでは、詳細なローンシミュレーションが用意されています。
金利の変動リスクや、将来のメンテナンスコストまで考慮した精度の高いシミュレーションができる場合もあります。長く安心して住む家だからこそ、大手メーカーのシミュレーションなどを活用して、プロの視点を取り入れた資金計画を立てておきましょう。
最後に【理想の家を現実に変える特別な方法】をあなたへ
アプリで十分にイメージを固めたら、次はそれをプロにぶつけてみましょう。スマホで作った間取り図を見せながら「こんな雰囲気が好きなんです」「ここはもっとこうしたい」と相談すれば、設計士さんもあなたの好みをすぐに理解してくれます。
ただ、ここで一つだけ注意してほしいことがあります。アプリで準備万端だと思っていても、なんの予備知識もなくいきなり住宅展示場に行くのは、実はとてもリスクが高いんです。
なぜなら、家づくりで後悔する原因の多くは、「担当者との相性」や「打ち合わせの進め方」にあるからです。せっかくアプリで描いた理想の家も、相手(メーカーや担当者)選びを間違えると、実現できないどころか予算オーバーで諦める、という事態になりかねません。
本格的な行動に移る前に、▼の記事で「失敗しない打ち合わせのコツ」や「良い担当者を見極めるポイント」を予習しておきませんか?
これを知っているだけで、家づくりの成功率はグッと上がりますよ!

